〜 活動報告 〜

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上野村フォーラム

森林フォーラムの会

7月24日〜26日

《第2日目》

 ・ シオジ原生林散策

    シオジの原生林は遠かった。

    小雨がパラついたり、晴れ間がのぞいたりするなかを、渓流沿いに3時間進み、原生林の入口に着く。
    間もなく雷鳴とともに大粒の雨が林に降り注いだ。
    シオジの大木と実生の双葉の芽生えのあるこのあたりは、みずみずしい緑に覆われている。
    折からの雨で樹幹を伝わって落ちる水と枝先の葉から垂れる滴が辺りを湿らせ自ら林床に浸透し、沢に流れ出始めた。
    晴天でも枯れることがない沢の水が勢いを増そうとしてきた。
    
    その様な自然の動きにそれぞれ感動を覚えながら、ここから先のシオジの原生林の中心部へ
    少しでも近付くべく歩みを進めたい気持ちもあったが、やむを得ずここで引き返すこととした。
    また次回に楽しみを残すことができた。

《第3日目》

 ・ くるみ平石積みの段々畑と石垣に建つ民家見学

    石垣の上に建つ民家は6軒、小さな集落だ。
    車社会に合わせて、一部はコンクリートのように壁に強化され、急勾配のコンクリートの道になっている。
    少しかつての姿を壊しているが、下から見上げると急斜面にへばりついて積み上げられた3〜4mの石垣と
    住居が迫力をもって目の前に迫る。

    さらに、その両側からもっと上へと50〜90cm程の高さに石積みされた段々畑が伸びている。
    今では、住まいの近くは畑として使っているが、高いところは登る道すらも夏草に覆われ、
    斜めの畑は耕す人手もなく放置されているようだ。

    しかし草の間に見え隠れする石積みは、代々ここで暮らしてきた人々のたくましい生活力を感じさせ、
    景観としても感動を覚える。

    このような地区は村にはもうほとんどない。
    これからも現状を保存しながら、段々畑を耕作し、生きた文化として復活することはできないだろうか。
    内山さんをはじめ村民の中から文化財としての指定を望む動きがある。
    このような形を実現して、村、県、国など行政の助成を受け景観を整える工事を進めることが重要になってくる。

    今後、住まい手と行政と支援推進グループとの早朝の合意が計られることを願っている。

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